どこのサイトを見ても「Webライターはブログを始めるべき!」と書かれているけれど、副業でWebライターをやっていると、時間に余裕がありませんよね。
しかし、Webライターでもブログを始めるメリットはありますし、実際にぼくも副業Webライターとブログを両立させています。
副業Webライターのぼくが、クライアントワークと並行してブログを始めたキッカケとともに、メリットを7つ紹介します。
逆に、デメリットについても紹介しますが、結論は「副業WebライターのぼくはWordPressでブログを始めて良かった」ということです。
副業Webライターでもブログを始めるメリット
早速本題からですが、ブログを始めるメリットとしては以下の通りです。
- 好きなことを書ける
- ライティングスキルの向上
- SEOについて勉強しながら実践できる
- WordPressの操作に慣れる
- 実績としてブログの記事を使用できる
- ブログ経由で案件依頼が来る可能性がある
- 収益化が見込める
好きなことを書ける
クラウドソーシングサイトなどの案件でも好きなジャンルや興味のあるジャンルは書けるますが、数が少ない場合も。
ブログに関して言えば、最初のジャンル決めは自分…というか全て自分の思い通りに出来ます。
ですので、自分が好きなことをひたすら書き続けられます。
デザイン性は後回しにして、まずは自分が好きなジャンル・テーマを洗いざらい書き出してみてください。
その中でも特に自分が書き続けられそうだなと思うジャンルを選んで、あとは記事数をガンガン増やしていきましょう。
更新頻度は、多い方が勿論いいですが、副業Webライターとして活動している場合、あまり時間が取れない可能性もあるので、最初は1週間で1~2記事書けたら問題ありません。
その合間に、しっかりとSEOの勉強もしておくと良いでしょう。
簡単なWordPressでのブログ開設方法については下記の記事が参考になります。
ライティングスキルの向上
ブログを始めることで、ライティングスキルの向上が見込めます。
事実、ぼくは明らかにタイピングも速くなりましたし、リサーチに掛かる時間も減りました。
更に、Webライターを始めた頃はクライアントさんからの修正依頼が多かったり、テストライティングに落ちたりと散々でしたが、今では少しずつ改善されています。
「ただ執筆が速ければいいのか?」というと、そういう問題ではありません。
「ライティングスキル」と一括りにするのも難しいですが、「読者に分かりやすい文章になっているかどうか?」など、様々です。
例えばブログを収益化させるためにはセールスライティングというものが必要で、普段やっている案件とはまた違ったスキルが求められます。
そういったこともブログをやりながら勉強出来ます。
SEOについて勉強しながら実践できる
クラウドソーシングサイトの案件募集に「SEOについて知識がある」や「SEOライティング経験必須」などの項目があり、応募できなかった経験はありませんか?
これに関しては、SEOの勉強になる本を読めば何となく分かるかもしれません。
しかしそれを実践していなければ身につきませんので、自分のブログで実践しましょう。
そうすることで、インプットしたものをアウトプットし身につけられます。
Googleサーチコンソールや、Googleアナリティクスを使い、狙ったキーワードやテーマで検索にヒットしているか等を確認しながらやってみましょう。
また、SEOと関連がある部分でWebライターに活かせることは、「キーワードを渡されてタイトルと構成を考えて執筆する」といった案件があるので、その練習になります。
タイトルと見出し構成はSEOにとって重要で、ぼくもまだまだ勉強中ですがブログを開設して色々と試せているので、勉強になっています。
WordPressの操作に慣れる
こちらの記事でも書いたのですが、ブログをWordPressで開設することで、WordPressの操作に慣れていきます。
そうすると、「WordPressに直接入稿してください」などの案件に応募しやすくなります。
無料ブログで始めるのも良いのですが、後述する収益化の面や、こういった案件の応募条件も考えるとWordPressでの開設をおすすめします。
実績としてブログの記事を使用できる
自分のブログですので、勿論自分が書いたことは容易に証明出来ます。
Webライターで案件に応募する際に、「こんな感じの文章が書けます」といったアピールもできますし、ポートフォリオとしても使えます。
応募する案件のジャンルと、自分のブログのジャンルが違っていても問題ありません。
近ければ近いほど、ポートフォリオとしての効果は絶大です。
ブログ経由で案件依頼が来る可能性がある
ブログを開設したら、しっかりとプロフィールを作成し、今まで経験してきた仕事やWebライターとしての実績を載せておき、お問い合わせ窓口を設定してきましょう。
稀にブログを読んだ人から案件の依頼が来ることがあります。
そのぶん、ブログへのアクセスが集まらないと効果は薄いですが、案件を貰える一つの手段として活用しない手はありません。
ブログを読んで、直接依頼してくれるわけですから、ある程度「こんな文章を書く人なのかな?」と分かっているハズです。
交渉次第では、長く付き合えるクライアントさんになるかもしれません。
収益化が見込める
これもかなり大きいと思います。
「お金を稼ぐならWebライターで案件取りまくった方が即金性があって良くない?」という意見も聞こえてきそうですが、それはそれで問題ないですし、その通りとも言えます。
話が少しズレますが、副業としてWebライターを始めた理由は何でしょうか?
- 本業での収入に限界を感じている
- 本業が潰れたら…と不安
- 手に職をつけたい
- 本業とは別に収入の柱を作っておきたい
など、色々ありますが、ぼくは全て当てはまっています。
そして、副業でWebライターを始めているにもかかわらずブログまで始めて、収益化を目指して頑張っています。
それはつまり、Webライターとは別の収入の柱を増やしたいということです。
その分、大変にはなりますがメリットも大きいと考えています。
収益化を目指すうえで、1つだけやめておいた方が良いこととしては、「日記のようなブログ」はおすすめしません。
日々の自分の活動内容だけを書き続けても集客にはなりませんし、それならnoteなど無料で書けるもので十分です。
関連する2個~4個程度のジャンルを集めた「雑記ブログ」が最初は書きやすいと思います。
ぼくのブログで言うと、「Webライター」と「副業ブログ」について書いています。
最も稼げるのは「特化ブログ」といって、一つのジャンルやテーマに絞っているブログのことを言います。
かなり専門性が求められますが、その分、収益化出来た時の金額が多くなる傾向にあります。
今まで就いていた仕事で、かなり専門性のある知識を持っているジャンルがあるならば、後から試しても良いかもしれません。
副業Webライターでブログを始めるデメリット
副業Webライターでブログを始める際のデメリットは下記の通りです。
- ブログに充てる時間を確保するのが難しい
- WordPressで始めると初期投資が必要
- 収益化まで時間がかかる・もしくは出来ない可能性もある
ブログに充てる時間を確保するのが難しい
副業でWebライターをやりつつ、案件をこなし、何とか納品…が続くと「ブログはいつやるの?」といった感じですし、これに加えてWebライティングやSEOの勉強もしなければなりません。
始めのころは仕方がありません。時間は限られています。
まず自分が、どの作業にどのくらい時間がかかるのかを把握するところから始めると良いでしょう。
これはWebライターの案件執筆にかかる時間は勿論、その他の時間も把握していくとより効率的になります。
例えば、ぼくの場合だと
「案件の執筆は1時間に何文字くらいのペースで進んでいるから、この案件は何時間くらいで終わる」
「ブログの更新はキーワード決め・タイトル・見出し構成・執筆で何時間くらいかかるなぁ」
など、もっと言えば
「通勤中にもスマホで案件の執筆進めるか」
「お風呂は大体このくらい入っているなぁ。その間にブログの構成だけ作っておこう」
「ゲームやYouTubeを見る時間を減らそう」
こういった細かいところまで考えてみると、時間が結構あります。
勿論、休憩も必要ですし休日も必要です。
やっていくうちに、上手くバランスが取れるようになると思います。
ぼくも始めの頃は夜中まで案件やブログをやっていましたが、体調に直結するので無理は禁物です。
WordPressで始めると初期投資が必要
WordPressでブログを始めるとなると、初期投資がかかります。
本業もやっていれば、そんなに大きな投資では無いと思いますので、思い切ってWordPressでブログを開設してみることをおすすめします。
副業もそうですが、思い立ったらすぐ行動できる人が稼げる人だと、ぼくは思っています。
ぼくが使っているレンタルサーバーや独自ドメインの取得などは下記の記事が参考になります。
収益化まで時間がかかる・もしくは出来ない可能性もある
先ほど、メリットの方で敢えて「収益化が見込める」と書いているのも、ブログを始めたからといって必ず収益化が可能かと言われると答えはNOだからです。
何記事書いても、何年経っても収益が0円のブロガーさんがたくさん居て、辞めていきます。
いくら記事を書き続けていても、「読者にとって有益ではない」とGoogleに判断された場合、検索に引っかからないことがあります。
また、あなた自身も経験があると思いますが、何かについて検索した際、大体見るのってトップ10のサイトばかりではありませんか?
そこに食い込むにはSEOの知識が必要で、戦っているジャンルに競合がたくさん居れば居るほど大変です。
昔から良く言われているのは「100記事書いてからが本番」と言われていますが、これに信憑性はありません。
恐らく、「100記事書けば慣れる」程度のものだと、ぼくは思います。
プロのブロガーであれば10記事程度で収益を上げられる人も中には居るでしょう。
また、「ブログ 不労所得」という検索ワードが結構検索されているのですが、ブログはストック型で常に更新しつづけなければならない為、収益化して不労所得を得ようと考えている場合は注意が必要です。
不労所得は結果的に難しいよってことを下記の記事で詳しく書いたのでぜひ。
ブログのURLはプロフィール欄や提案文に載せておく
ブログを作ったことを、色んなところでアピールしましょう。
主にSNSやクラウドソーシングサイトのプロフィール欄にブログのURLやポートフォリオとして提出する記事のURLを載せておくことをおすすめします。
これを見た人が、ブログを見に来てくれたり、そこから繋がれたりする可能性があるからです。
クラウドソーシングサイトのプロフィール欄については、応募したクライアントさんが全部読んでいる事なんて殆どあり得ませんが、スカウトされる際には読んでいる可能性があります。
また、案件に応募する際にもポートフォリオとして提出する記事のURLは必ず掲載しましょう。
まとめ:副業Webライターでもブログを始めるべき
副業Webライターで時間を作るのは、とても大変ですが、本当に相乗効果があるので是非WordPressでブログを開設して更新してみることをおすすめします。
最初はWordPressの開設だけで何日も時間を取られますが、このスキルも後々サイトを何個も立ち上げることになった際に毎回やることなので、覚えておいて損はありません。
実際にぼくがWebライターをやりながらブログも運営している経験談も交えてまとめました。
少しでも参考になれば幸いです。