どんなことでも、未経験には失敗がつきものです。
未経験からWebライターを始めたぼくが、後から「失敗したあああ」って感じたことをいくつか集めましたので、実体験とあるあるでまとめてみます。
この記事を読むことで
- 未経験Webライターの本当にやった失敗
- 失敗から学んだこと・解決方法
- 先にやっておいて良かったこと
主にこの3点を分かりやすく赤裸々にまとめています。
未経験Webライターの失敗1:クラウドワークスでの仕事の探し方
未経験のぼくは、Webライターの仕事をクラウドワークスで探すことにしました。
たくさん案件がある中で、「これは失敗だったな」と思ったことは下記の4点です。
- タスク案件とプロジェクト案件の意味が分かってなかった
- 「プロジェクト」という言葉にビビッていた
- 実績のために興味のない・分からないジャンルに応募しまくった
- プロジェクト案件でも単発の案件があった
- 1回に請け負える記事数が多い方がいいと思ってた
タスク案件とプロジェクト案件の意味を分かってなかった
クラウドワークスの依頼方式の中に「タスク」と「プロジェクト」という種類があって、その二つの依頼方式について全然理解していませんでした。
「実績のためだ!」と、タスク案件にたくさん応募しようと思い、まずは1つ報酬がタスク案件の中では高いものをやってみたのですが、「作業量の割に全然貰えないじゃん!」と感じました。
クラウドワークス内の実績を作るために1~2件ほどは、やってもいいかもしれませんが、執筆にまとまった時間が取れるのであれば確実にプロジェクト案件の方が良いです。
なぜなら、テストライティングを経て、まとまった記事数を確保できる可能性があるからです。
「プロジェクト」という言葉にビビッていた
プロジェクト案件の方は求められている条件が厳しいように「見えた」こともあり、応募に踏み切れず。
この、「厳しいように見えた」というところが失敗の一つでもありました。
少しでも「この案件書けそうだ!」と思ったら思い切って応募することが一番大事です。
テストライティングで失敗してもいいんです。何にも問題ありません。悲しまないでください。
未経験だし、チャレンジすることが本当に大事です。
ぼくも、何度もテストライティングを通過できなかったり、テストライティングの修正が入ったりしました。
そのおかげで、Webライターとして少しずつ成長しています。
実績のために興味のない・分からないジャンルに応募しまくった
タスク案件を1つ受けたあと、プロジェクト案件に応募する勇気を身に着けたぼくは、次にこう考えました。
「やっぱり実績が大事だ!ほしい!」と、最初の思考に戻っていました。
確かに、クライアントさんはきっと実績や過去の執筆について見ているので、実績を増やすことは大切です。
しかしここで未経験のぼくは、実績を増やすために興味のないジャンルや分からないジャンルの案件にたくさん応募してしまったのです。
ここでいう「分からないジャンル」というのは、「その業界について知らないことがあまりにも多すぎて、試しに調べてみても分からない単語ばかり並んでいた」ジャンルのことです。
当時のプロフィール欄には「趣味や興味のあること、過去の仕事」について記載していたのですが、それと全く関係ないジャンルに応募していました。
クライアントさんからしたら「絶対書けないじゃん」と思ったことでしょう。
そんな中、いくつかテストライティングを受けさせていただきましたが、あえなく撃沈。
未経験なら尚更、まずは自分の知ってるジャンルの案件に応募するようにしてみてください。
その方が絶対に気が楽です。
1回に請け負える記事数が多い方がいいと思ってた
最初の頃のぼくは、1回に請け負える記事数が多ければ多いほど良いと思っていました。
なぜなら、ドカッとまとまった記事数を納品できれば、まとまった報酬額が貰えるからです。
一番初めは「10記事で15,000円」の案件を受けており、文字数は3,500文字程度だったと思います。
この10記事を5日程度で納品したのですが、1日に2記事書いていたので未経験の割には納品の速さと修正無しだったので、クライアントさんからしたらコンテンツを増やすペースは速くて良かったのかなと思っています。
ただ、冷静に考えたら1記事あたり1,500円で、文字単価にすると0.4円くらいの計算になり、その単価が10記事終わるまで変わらない・単価交渉が出来ない点に問題があります。
例えば5記事の案件で、終わったタイミングで提案や相談をしてみたり、どうしたら単価が上がるかなど、アプローチが出来ます。
その後、同クライアントさんから「10記事で20,000円」ということで継続依頼をいただけました。
文字単価を計算すると約0.57円となり少しだけ上がっていたので受けて、納品した分で本業が忙しくなり契約満了となりました。
まとめて受けることが絶対悪いとは言い切りませんが、ぼくの場合は合わなかったです。
未経験Webライターの失敗2:報酬の手数料と振込手数料
なんとか案件をいただけるようになって、報酬が振り込まれる!となったときに気づいたことが下記の2点です。
- 思いのほか手数料が取られてた
- 楽天銀行の口座を早く作ればよかった
ほんとうに気づくのが遅かったです…。
何故この2点が大事か考えてみましょう。
思いのほか手数料が取られてた
初めてプロジェクト案件を完了させて、報酬金額がやたら少ないことに気づきました。
その原因は「ワーカーシステム手数料」によって引かれていたためです。
もちろん、ワーカーとクライアントさんを繋いでくれている仲介業者のようなものですから、仲介手数料が引かれて当然です。
ちなみに基本は20%引かれています。
これを多いか普通か、どちらと感じ取るかはあなた次第です。
ワーカーシステム手数料と計算式についてはコチラで詳しく確認できます。
楽天銀行の口座を早く作ればよかった
クラウドワークスの場合、出金方式についての設定がいくつかあります。
- 随時出金方式
- 50,000円以上貯まったら出金方式
- キャリーオーバー方式
基本設定は「随時出金方式」となっており、月2回の締め日の段階で未出金の合計金額が1,000円を超えている場合に振込予定日が確定する方式です。
これを見てぼくは「月に2回も給料日があることと一緒じゃん!最高!」と思い、そのままの設定にしていました。
この時に見落としていたのが問題の振込手数料で、
- 楽天銀行の場合は税込100円
- その他の銀行の場合は税込500円
500円ですよ!?僕は別の銀行をメインに使っているので、そちらを指定口座にしていたのですが、月に2回、1,000円の報酬があった場合、500円ずつ引かれて合計1,000円引かれるわけです。
冷静に考えてみてください。先ほども述べましたが僕の最初の文字単価は約0.4円。
恐らく未経験や初心者の方なら最初はそのあたりの文字単価から始める人が多いと見受けられます。
文字単価が0.4円だったぼくは、1回の振込にかかる手数料の500円を稼ぐために、1,250文字の執筆をしなければなりません。
執筆のスピードによって変わりますが、未経験の場合1,250文字を調べながら考えて書くと30分程度かかるのではないでしょうか。
その分を手数料で取られていると考えると、苦労が水の泡に…。
これからクラウドワークスでWebライターを始めようとお考えの人は、是非楽天銀行で口座を作ることをおすすめします…!
未経験Webライターの失敗3:会社勤めではなく自分の力で報酬がもらえた自分を褒めなかったこと
執筆をした、報酬を貰えた。
未経験のぼくは、ただそれだけで終わっていました。
今回の案件がどんな案件で、どのようなスキルが身に付いたのか、そんなことは考えていなかったです。
なので、何故かやる気が下がっていってしまったのです。
思い当たる理由ただ一つ。「会社勤めではなく自分の力で報酬を貰えたことを自分で褒めなかった」ことだと思います。
なぜ自分で自分を褒めるべきだったかというと2点思い浮かびます。
- 少ない金額でも自分の力で稼いだお金
- やる気アップにつながる
仕事が出来たり自己肯定感の高い人は、自然にこういったことが出来るのかもしれませんが、ぼくは自分を褒めたり認めたり出来ない性格でした。
しかし、このことがキッカケで、何をこなしても「ぼく頑張ってるな!いいぞ!」と褒めるようにしています。
この記事を書いている最中も、自分を褒め続けています。
未経験Webライターの失敗4:インプットばかりでアウトプットが出来ていなかった
インプットありきのアウトプット。
アウトプットありきのインプット。
そんな関係も気にせずに未経験Webライターのぼくは突き進みます。
インプットとアウトプットについて、ぼくが感じたことは下記の4つです。
- そもそも勉強方法が分かってない
- 実践が一番の勉強になる
- やはりブログがいい
- 最近はnoteもあって気軽に書ける
そもそも勉強方法が分かってない
未経験でWebライターを始めるにあたって、色々なサイトや諸先輩方のブログを読みました。
「とにかく勉強!インプット!!インプット!そしてアウトプット!!」
そういった記事を良く目にしていたため、とにかく勉強しようと考えていたのですが、勉強方法が分からないのです。
大体は「この本を読むべき!」や「このライターさんの言っていることが参考になる!」など、割と抽象的で、中にはセミナーなどに案内してくるものもありました。
どれを信じていいか分からないことと、ぼくが本を読み続ける…読了することが出来ないので、困っていました。(マンガすらまともに読み終われません。飽きちゃう)
結果的にぼくに一番合った勉強方法はYouTubeで動画を見ることでした。
現在も何名か観ており、名前は伏せますが丁寧な解説で図や動画構成が見やすくて大変助かっております。
元々YouTubeやニコニコ動画で動画を見続けることが習慣だったため、メインの勉強方法の一つとしてYouTube動画を使うことにしました。
それとは別に、ライティングのことで気になることがある度にネットで調べて参考にさせてもらっています。
ただ、本当に多くの人の多くの考え方があるので、自分で使えそうなスキルをピックアップしていくことが大事です。
実践が一番の勉強になる
クラウドソーシングサイトで案件を貰って、実際に執筆して納品して、修正が来たら修正して、問題なければ完了。
クライアントさんからフィードバック貰えたらラッキーです。とても勉強になります。
この、「実際に執筆して」という部分がアウトプットで、「修正とフィードバック」がインプットです。
結局これが一番の勉強になりますし、インプットとアウトプットをしながら報酬を貰える。最高じゃないですか?
ぼくはこれを2つ目の勉強と捉えています。
やはりブログがいい
「Webライターはブログを開設したほうがいい」
こういった文章を目にすることが多いのではないでしょうか。
実際にぼくも、こうしてブログを開設していますし、利点がいくつかあります。
- 自分でテーマ、キーワード、構成、ライティングを考える力が身に付く
- WordPressについて勉強できる
- 将来的にブログの収益化が狙える
自分でテーマ、キーワード、構成、ライティングを考える力が身に付く
クライアントさんにもよりますが、基本的にはキーワードやタイトル、構成をあらかじめ作ってもらっていて、それに沿って調べながら執筆していくこととなります。
それが自分のブログの場合、誰もテーマや構成を考えてくれないので、自分でやるしかありません。
それが、ブログを続けることで身についていくので、絶対おすすめです。
単価が高い案件では、「構成もお願いします」というものが多く、そういった要望にこたえられるようになるためです。
WordPressについて勉強できる
WordPressとは、簡単に言えばサイト作成やブログ作成が出来るシステムで、CMS(コンテンツ管理システム)のうちの1つです。
ちなみにこのサイトも過去に作ったブログもWordPressで作成しています。
WordPressの勉強をしておくと「WordPressに直接入稿してください」などの案件に応募することが出来るからです。
親切丁寧にWordPressの入稿方法を教えてくれるクライアントさんだったらいいものの、そうじゃなかった場合、マジで何も分かりません。
ただ、WordPressを使ってサイトやブログを作成しようとなると、どうしても初期費用がかかってしまいます。それが
- ドメイン代
- レンタルサーバー代
- (必要であれば)有料のWordPressテーマ代
ドメイン代が1年契約で安くて1,000円代から、レンタルサーバー代は各サーバーで様々なプランがありますので、好みのプランを選んでみてください。
他にもサーバーががいくつもありますので、そこで始めてみるといいでしょう。
有料のWordPressテーマ代については、最初は勿体ないので無料のテーマで始めるのがおすすめです。
もちろん有料のWordPressテーマの方が機能が充実していて、SEO対策についてもしっかりしている、見栄えがいい等のメリットは多数ありますが、いかんせん高いので最初は必要ないでしょう。
このサイトは無料のテーマ「cocoon」を使用して作っています。
将来的にブログの収益化が狙える
最初はブログを、ライティングの練習のためやポートフォリオのために使用することが多いのですが、後々収益化させることも可能です。
「Webライター兼ブロガー」であったり「Webライター兼アフィリエイター」など、兼業していくことで収入の柱が増える可能性があります。
ただし、ブログの収益化は一筋縄ではいきませんし、「ブログ開設して1ヵ月で〇〇万円稼げた!」など、そういったことはほとんど有り得ないので期待しないようにしましょう。
ブログは、積み立てていくもので、初収益が半年~1年なんて人も多いですし、そもそも収益化出来ない人の方が圧倒的に多いです。
収益化するには、無料ブログでは難しいので先ほど説明したドメイン代を支払ってWordPressで開設するほうが後々が楽です。
最近はnoteもあって気軽に書ける
ブログの代わりに「note」というブログのような機能のサイトがあります。
そこであれば、ブログほどの装飾は出来ませんが、インプットしたことをアウトプットすることができて、ライティングの練習になります。
しかも、note内で公開されるため、誰かが読みに来ることだってあります。
いいねしてくれたりフォローされるのも嬉しいですし、案件の合間にライティングの練習としてnoteで執筆もいいと思います。
実際にぼくも、このサイトとは別にやっています。
また、noteは記事を「有料販売」することが出来て、それで収益化することも可能です。
ただし、それ相応の記事が書けないと収益化は難しいので、追々でいいと思います。
先にやっておいて良かったこと1:WordPressでブログ開設
ぼくの場合は結構特殊で、父親がWordPressでサイトをいくつか運営していたことがキッカケでWordPressでブログを開設しました。
そのブログの内容が、趣味でカメラをやっていて、それで撮った写真や観光名所の案内などでした。
なので、自宅でWordPressの導入について直接教わることが出来たことがとても良く、環境に恵まれていました。
コツコツ更新をしたり、WordPressの操作方法に慣れていき、ライティングの練習もしていました。
記事が増えてきたタイミングでGoogleアドセンスの審査に通ったため収益化もできていました。
そんなに多くはありませんでしたが、Googleアドセンスの審査に通ったという事実が嬉しかったです。
それに伴い、Wordpressに直接入稿する案件を受けることが出来たことでスムーズに案件をこなせました。
先にやっておいて良かったこと2:いきなり退職ではなく副業としてWebライターを始めた
先ほど出てきた趣味のブログを開設し収益化したあと、本業が忙しくなってしまいました。
しかし、Webライターやブロガーという夢は頭の片隅にずっと残っていたため、副業として始めました。
副業から始めるにあたって、準備したことなどは下の記事からどうぞ
更にぼくがWebライターを始めたキッカケについても書いているので、併せてどうぞ。
先にやっておいて良かったこと3:作業環境を整えたこと
初めてブログを開設した際に「カフェとかで作業してみたい!」という安直な理由でノートパソコンを購入しました。
当時、家にはゲーミングPCがあり、家に居るときはそのパソコンで作業していました。
ゲーミングPCしか無いと、家でしか作業が出来ないので気分転換や家に居たくない時は作業が捗りません。
ぼくはゲームが大好きなので、本業が落ち着いたあたりでゲーミングPCを新調しモニター3枚、ゲーミングキーボード・マウス、ゲーミングチェアを購入しゲーミング環境を一気に整えました。
ゲーミングPCって、そもそものスペックが高いので作業自体はしやすいです。
一緒に集めたデバイス達のお陰で、初ブログ開設や未経験Webライターの頃より作業効率が格段に上がっています。
実際はノートパソコン1台で全然問題ありません。
先にやっておいて良かったこと4:Twitterで同志たちを探した
趣味用のTwitterアカウントを持っていたのですが、Webライター・ブロガー用のTwitterアカウントを新たに開設しました(@yukipo_writer)
ここでは、今日どんなことをするか、どんなことをしたかなどを綴っています。
あとはシンプルに情報収集のために使っています。
同じく未経験からWebライターになった人や駆け出しWebライターの人も、有名な人、独立しフリーランスとしてWebライターで稼いでるプロもたくさん居ます。
もちろん、副業で効率よく時間を使い、Webライターをしている人も多くいます。
本業でWebライターをやっている人からはマインドやライティングスキルを学ぶことが出来ますし、「ライター募集」のツイートなどから案件を探すことも可能です。
そのような情報を集めたり、色々な人と知り合えてモチベーションの保ち方や勉強方法、どのような方法で稼いでいるのかが分かりました。
あとは、もしかしたらTwitter経由でライター案件を貰えたらいいなと思って運用しています。
なによりWebライターやブロガーなどを目指している人と話すのは楽しいです。
なので、個人的にはそういった仕事用Twitterアカウントを作ることをおすすめします。
さいごに
ぼくが未経験Webライターの頃に失敗したこと赤裸々に書き綴りました。
本当に個人的な失敗や経験談をまとめたので、ほとんどの人には当てはまらないかもしれません。
しかし、この記事がこれからWebライターを始めようと考えている人に少しでも参考になればと思います。
感想などはTwitterにでも書いていただけると幸いです。