どこを見ても、副業やフリーランスになるために「プログラマーになろ!」という文章を見るようになりました。
ぼくはプログラムをやったことがないので分かりませんが、副業として始めるには収入を得るまで時間がかかると思います。
一方でパソコン1台、もしくはスマホ1台で始められ、何時でも何処でも執筆出来るWebライターを副業にしようと注目している人も多いはずです。
特にスキルも最初は必要なく、
- 文章を書くことが苦手じゃない
- タイピングなどが苦手じゃない
- リサーチが得意
くらいの感じでしたら未経験でも何の問題もありません。
むしろ最初はみんな未経験ですし、初心者の人ばかりですし、ぼくも未経験から始めています。
それでも継続案件を受けられているので、Webライターはおすすめの副業と言えます。
特別なスキルは後からいくらでも身に付きますし、Webライターに関して言うと実践が一番の勉強になります。
そこで、今回は副業でWebライターを始めてどれくらい収入を得られるか?などについて解説してみます。
Webライターで収入を得るには
Webライターの収入は、いくつかの要素で決まります。
- 文字単価
- 文字数
- 記事単価
- 執筆する記事数
- 作業量
- 得意なジャンルや本業を活かしたジャンルで始める
文字単価×文字数×記事数
クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトに掲載されているWebライター案件は、上記のいくつかの要素を掛け合わせて記載されていることが多いです。
例えば、「文字単価1円、3,000文字程度、記事数2」など、案件ごとに条件が違います。
単純にこの案件を計算すると、文字単価が1円で3,000文字なので、1記事あたり3,000円、それを2記事納品で6,000円となります。
しかし、これがそのまま収入になるのではなく、クラウドソーシングサイトの手数料で20%引かれ、その後に振込手数料が引かれます。
ですので、手元に残るのは大体8割程度だと考えておくと良いでしょう。
記事単価×記事数
こちらの場合は、「文字数がが2,000文字程度、1記事あたり1,800円で、記事数3」などのことです。
この場合、クライアントによりますが、2,000文字を超えた場合の文字数に関しては支払されず、いくら文字数が増えても1記事あたり1,800円の支払いとなり、それが3記事で5,400円となります。
仮に2,000文字ぴったりで記事を納品出来た場合、文字単価で考えると0.9円となりますが、早々上手く行きませんので、文字単価は減っていくばかりです。
一方で、指定文字数を超えた場合、その文字数に関しては文字単価いくらで計算して上乗せしてくれるクライアントも居ます。
その辺りは、契約前や応募時に質問してみると良いでしょう。
作業量
Webライターという仕事は、作業量に比例して収入が激変します。
そのため、まずは自分が1日や1週間、1ヵ月でどれくらい副業であるWebライターに時間を割けるかを単純に割り出してみます。
そこから、実際に作業をしてみて、「自分は1時間あたり何文字くらい執筆できるか」などを計測してみるとよいでしょう。
さらに未経験や初心者でも、タイピングが速かったりリサーチが得意だったりで、時間短縮を狙えます。
Webライターの収入のポイントは「執筆時間と文字単価・記事単価」にあります。
いくらスキルがあっても、文字単価や記事単価が極端に安い場合、ほとんど稼げません。
逆に、スキルがそんなになくても専門性や興味があるジャンルで良い条件の案件を獲得できれば稼げます。
そして、作業量が増えたり案件をこなすことで、ライティングのスキルがメキメキと上達していきます。
しかし、頑張って執筆した記事でフィードバックや修正依頼が来ることがあります。
それはとても自分のスキルアップに繋がることなので、くよくよせずに素直に受け入れることが大切です。
次から同じことをしなければいいのです。
ただし、何度も何度も違う箇所で修正依頼や意味不明なフィードバックをしてくるクライアントは悪質ですので、こちらから契約終了を伝えて問題ありません。
得意なジャンルや本業を活かしたジャンルで始める
これが一番大切かもしれません。
例えばあなたの本業について書けそうな案件が文字単価1円で3,000文字で見つかりました。
それに対して、全然知らないジャンルの案件が文字単価3円で5,000文字だとします。
貰える金額については後者のほうが多いですが、もしかしたら全然執筆が進まずに納期に追われるかもしれません。
1時間で500文字程度しか書けず、結局5,000文字書き終えるのに要した時間は10時間。
時給換算すると1,500円ほど。副業ですので、1日10時間もかけられません。
1記事に何日もかけることになり、捗らないことにイライラし始めます。
また、執筆が完了して納品しても、質が良くなく契約終了の恐れもあります。
一方で前者の場合は、文字数も少なく文字単価も安いですが、本業についての知識や専門性があるため執筆しやすく、納品までの時間が短くなる可能性があります。
知識があるので、スイスイと執筆が進み1時間に1,500文字書けました。
3,000文字程度の案件ですので、そのまま進めば2時間ほどで執筆が完了することになります。
単価は1円なので1時間に1,500文字書いても時給は1,500円。
先ほどと同じですが、こちらは2時間で書き終えることが出来ました。
2時間程度なら、本業から帰ってきてから執筆をしても、1日1記事終わりそうな気がしますよね。
ですので、文字単価だけに囚われず、書きやすいジャンル、得意なジャンルで始めることをおすすめします。
実際は最初から時給計算して1時間1500円も行っていたらすごいと思います。
ぼくは最初、文字単価の低さもあって1時間1000円程度でした。
副業Webライターが最初に目指す単価
分かりやすいため、今回は文字単価での選び方に注力してみます。
その前に簡単に、レベル別の文字単価を書いてみると、よく言われるのは
- 未経験・初心者 0.5~1円程度
- 初心者から中級者 1円~2円程度
- 中級者 3円~
- 上級者 5円~
これはあくまでも、目安にすぎませんし、人によって考え方が違うので一例として捉えていただければと思います。
文字単価で選ぶ場合、未経験や初心者でも書きやすく受けやすい案件は文字単価0.5~1円未満といったところでしょうか。
0.5円未満の案件をよく見かけますが、「実績と経験を積むために!」と思っても受けない方がいいでしょう。
何故なら、やりがい搾取な部分があること・クライアント側からすれば安く大量に記事が納品されれば何とかなるので、フィードバックや修正依頼などは来ず、ダメな場合は契約を打ち切られるだけです。
フィードバックや修正依頼が来ないということは、あなたのスキルアップに繋がりませんし、今後そんなに稼げないということです。
では、どんな基準で案件を選べばいいのでしょうか。
一概には言えませんが、例えば本業などでかなり専門性のある知識を持っている場合、とても重宝されます。
そのため、思い切って文字単価1円以上応募してテストライティングを受けてみると良いでしょう。
テストライティングに対しても支払いがある為、少しだけ収入があります。
興味や好きなジャンルについても思い切って文字単価0.5~1円程度の案件を狙ってみるといいでしょう。
そして最終的には1円以上の案件を受けられるように目指すのがおすすめです。
もしくは、1円未満で始めた継続案件で、10記事程度納品したら単価交渉で1円以上を目指すのがいいでしょう。
副業Webライターで稼ぐ金額の目標を立てる
まず、必ずやることとして「副業のWebライターで月にいくら稼ぎたいのか」を明確に決めることです。
大抵の人は副業Webライターで「月5万円」程度を目指していることが多いです。
月5万円増えるとなると、1年で60万円の収入増が見込めます。
普通に働いていて、嫌な残業をして、月5万円増やすのって大変じゃないですか?
ハッキリ言って月5万円を副業で稼ぐことって、思っている以上に大変ですが、無理なことではありません。
しっかりと段階を踏んでいけば、間違いなく届きますし、何ならもっと稼げる可能性も秘めています。
そして、目標金額から文字単価・文字数・記事数を逆算していくと、より明確になります。
月5万円を目指す場合
では、月5万円を目指したとして、最低限の文字単価0.5円で3,000文字の案件を受けたとします。
1記事あたり1,500円の収入となり、これを書き続けると月に約34記事執筆すれば5万円に届きます。
しかし、クラウドソーシングサイト経由の案件だと手数料として20%取られるので、実際は約4万円程度の収入になりますね。
つまり手元に5万円残す為には、もっと記事を書かなければいけません。
ですので、0.5円から始めたとしても、それは数記事で終わらせて問題ありません。
ずっとやっていても、Webライターの作業量が増えすぎて、本業に影響を及ぼしかねません。
意外と初心者や未経験でも0.8円などの募集も見かけますので、専門性やそのジャンルの知識がある場合は、どんどん応募するべきです。
文字単価が上がれば作業量が減って収入が増えていきます。
Webライターは稼げるの?稼げないって聞くことも多い
これは一生言われ続けることかと思いますが、フリーランスでWebライターとして生活できるくらいに稼いでいる人も多いですし、実際にぼくも副業で10万円に届かない程度は稼げています。
大切なことは、「生産性が高いのか低いのか」ということです。
先ほども書きましたが、文字単価や記事単価が安ければ安いほど稼げません。
さらに、作業量が少なすぎる場合や、低単価な案件に対して作業量を使い切っていることも考えられますよね。
「稼げない」とネット上で叫んでいる人は、「低単価な案件を一生受け続けている」可能性が高いです。
「継続案件だから文字単価が0.5円のままだ」とか、「高単価案件が取れない」など、大体こういった理由です。
初心者のうちから文字単価2円や3円を狙うのなんてほぼ無理ですし、継続案件であれば余程のことが無い限り文字単価は上がりません。
ですので、継続案件で文字単価を上げるには、こちらから交渉するしかありません。
Webライターで稼ぐには単価交渉も必要
先ほども書きましたが、Webライターの稼ぎというのは文字単価を上げていくことが重要です。
例えば0.5円で始めた案件でも、継続しフィードバックや修正依頼を着々とこなし、クライアントとのやり取りもスムーズに出来るようになったら、少し単価を上げてもらう交渉をしましょう。
目安とかはありませんが10記事程度、同じクライアントに納品したら提案くらいで考えてみても良いかもしれません。
単刀直入に「そろそろ文字単価あげてください!1円にしてください!」と言っても、よほど優秀じゃない限り通らないと思います。
ですので、単価交渉でのポイントは
- 単価を上げることでクライアントにとって利点はあるのか
- 他にもこんなことが出来ますアピール
- 大きく単価を上げすぎない
まず、単価を上げてもらう代わりに「クライアントにとっての利点」を上げます。
例えば、「納品数が増えます」であったり「サイトへの記事投稿も教えていただければ、やれます」など。
クライアントにとって「手放したくないライター」として認識してもらえると、単価交渉をしやすいです。
逆に、数記事しか納品しておらず、コミュニケーションも疎か、レスも遅い場合、単価交渉は難しいです。
最悪の場合、契約終了の可能性もありますので、早く単価交渉を仕掛けるのは得策と言えません。
さいごに:副業Webライターでも稼げます
副業Webライターで本当に稼げるのかどうか、収入はどれくらいなのだろうかということをまとめました。
結論、稼げることは稼げますし、副業に割ける時間を作り出すことが一番大切です。
これはWebライターだけではなく、すべての副業に言えることです。
いつもよりゲームの時間を減らしたり、動画を観る時間を減らしたり、そういったいつものルーティンを削って、まずは始めてみてください。
これも全ての副業に言えることですが、「副業を始めて稼ぐことは簡単ではない」ということです。
副業Webライターは他の副業と比べて特段必要なスキルは無く、気軽に始めやすく、合わなければ辞めやすいという点がおすすめのポイントです。
その分、文字単価等の関係で最初が大変ですが、冒頭でも言ったとおり実践が一番の勉強でありスキルアップに繋がります。
もし副業としてWebライターを始めたいと思った人は、今すぐにでも始めることをおすすめします。
また、下記の記事も参考になると思いますので、合わせて読んでいただければと思います。